◆藤城清治の版画について◆

-藤城清治画伯公認版画「リトグラフ」と「レフグラフ」-
影絵作家として世界的に著名な藤城清治先生は、影絵について それは人生そのものであり、自然そのものである。 人生のうつくしさ、自然のうつくしさ、神秘さ、あたたかさ、優しさを、 一瞬の止まった時間の中で、一枚の影絵の中で、静かに深く描き出してゆければと思い、製作しています。
その光と影の織りなす世界を複製画として最適であると判断し、藤城先生公認のもとに製作されているのが「リトグラフ」「レフグラフ」です。

「リトグラフ」とは、水と油の反発作用を利用して制作する版画技法です。平滑な石灰石 やアルミ版の上に墨やクレヨンなどで描画した後、薬品を塗って化学反応を起こしま す。これによって描いた部分は水をはじき、他の部分は保水性の版ができ上がります。 次に版全体を水を含んだスポンジで拭い、インクをローラーで塗ります。すると水を はじく部分にインクが乗り、それをプレスすることで描画したとおりの図像が紙に転 写されます。

「レフグラフ」は従来の版画技術では再現が不可能な、高度な色彩表現を可能にしました。 「レフグラフ」は、単にハード(プリンター)によるデジタルプリントの技術ではなく、日本の伝統工芸品である越前和紙の 表面に特殊な釉薬を施したオリジナル技術(ソフト開発)による製法で、原画の色彩や質感を高度に再現しているオリジナル技術です 。それは、藤城清治先生の版画製作のみならず、日本の重要文化財級の原画を複製するなどの実績がそれを証明しています。

「ジクレー(Giclee)」とはデジタルリトグラフとも呼ばれる技法のひとつで、原画をデジタルデータ化して厳密に検証し、顔料インクにて刷り上げるというものです。 通常は専用の版画用紙に刷るのですが、弊社では紙ではなくあえて キャンバス地に刷り上げ、よりインテリア性を持った版画を製作いたしました。 顔料インクは対光性、耐水性に優れていますので、退色などの心配もなく長くお楽しみいただくことができます。

「ダイヤモンドスクリーニング印刷」通常の印刷では網点の大きさによって色を表現していますが、 ダイヤモンドスクリーニング印刷では、大きさが一定でランダムに点在しており、その分布密度に より濃淡を表現しています。その結果、通常の印刷より色の再現性に優れています。因みに、 ダイヤモンドスクリーニング印刷による藤城清治先生の商品は、全て’印刷サイン’で版画ではありません。

ー藤城アキー

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